全国各地で綺麗な桜の花が咲き始め、春の訪れを感じている所でございます。
そんな心も体も晴れやかなこの季節に、先日ご来店されたお客様からの温かい励ましのお言葉を頂戴しましたので、こちらでご紹介させて頂きます。
ご来店されたのは、ご婦人の方2名様でした。
お二方とも透析を受けられているので、食事に制限があり、なかなか外食することができなかったそうです。
そんなところ、偶然一燈照隅のHPをご覧になられ、砂糖、みりん、酒を一切使用しないで、かつ調味料を極限まで抑えたお料理を提供されているということを知り、これは透析を受けている私達でも美味しい食事ができるかもと思い、ご予約を頂戴しました。
総料理長は喜んでご対応させていただきますと、透析を受けられている方の食事療法についてお調べし、食材から調理法までご来店されるギリギリまで最大限のおもてなしができるよう試行錯誤を繰り返しておりました。
そして、実際にお食事をされたお客様からは、このお料理を余すことなく全て味わいたいので、食事制限(水分も最小限に抑え)して参りました。
今まで同じようなことをコンセプトにお料理を出されているお店はたくさんありましたが、調味料を使わない=味がしない ということが多く、外食もあきらめかけていました。
しかし、一燈照隅料理長のお料理は決してそんなことはありませんでした。
素材の甘味・旨味を引き出す製法だからこそ、調味料を使う必要がないのだと理解致しました。
私たちのことを気遣ってくださるお気持ちがお料理に表れておりました。
1日断食する価値のある素晴らしいお料理で感動致しました。
普段は水分は摂取できないため煮物のお出汁などは頂くことはできませんが、全て飲み干してしまいました。
このお料理を頂くためなら何度でも食事制限をしてでも足を運びたいです。
という心温まる励ましのお声を頂き総料理長共々感謝の気持ちでいっぱいでございます。
ぜひ次回のご来店も心よりお待ち申し上げております。
お身体ご自愛くださいませ。