“素材そのもの”を引き出す
熟達の技
類なき、本物の日本料理

一燈照隅の料理は、古来の伝統技法と修練を重ねた者だけが持つ技術によって、素材そのものが秘めたうまみを引き出し、さらなるおいしさへと昇華させています。化学調味料等を一切使わないのは料理人として当たり前。極限まで調味料を抑え、雑味を取り除いていく引き算の料理です。

高級な食材を使った料理ならではのおいしさも、もちろんありますし、高級食材を使わないわけではありません。
しかし私たちは、ごく一般的で時に埋もれてしまいがちな食材に光を当てることも大切にしています。各地の生産者の方々が心を込めて届けてくれるそんな食材にこそ、本当のおいしさや感動があると考えるからです。

しかし、ただ一筋に技術を磨き上げてきた歳月なくして、シンプルな素材を皆様にご満足頂ける味へと仕上げていくことはできません。
日本料理の伝統に沿った丁寧な下処理、卓越した包丁さばき、素材の合わせ方や絶妙な火加減など、熟達の技があるからこそ生まれる「ありそうで、どこにもない日本料理」を、ぜひご体験下さい。

細胞のひとつひとつが喜ぶ
原点回帰の出汁

日本料理の要となる“出汁(だし)”を、私たちはこの上なく大切にしています。
普通、出汁は昆布や鰹で引きますが、私たちはどちらも使いません。
一燈照隅では、すべての料理で、“料理の素材そのもの”を使って出汁を引き、その食材にまた戻すという技法を用いています。
だからこそ雑味が一切なく、素材のうまみが際立ち、食材の生命力あふれる香りがスッと鼻に抜ける感動の一皿が実現するのです。

労を惜しまず丁寧に引いた出汁は、黄金色に透き通り、これまでの出汁の概念を変えてしまうほどの滋味豊かな味わいです。
「体が欲していた味」「細胞のひとつひとつに染み渡る」とのお声を頂く一燈照隅の料理の秘密は、日本料理の原点に回帰した、この出汁にあると言っても過言ではないでしょう。

食材を照らし、お客様を照らす。
毎瞬毎瞬、一途に、まっすぐに。

自然の恵みである食材を照らし、蘇らせる。
それが、本来の日本料理の原点。一燈照隅は、そう考えます。

本当においしい食材は何かを知り尽くし、その個性を引き出す技術を持った総料理長は、日本の土地に根付いた大切な山海の恵みを無駄にすることなく、普通であれば捨てる部分も活用してうまみを引き出していきます。
また、通常は見過ごされてしまう食材にも光を当て、手間暇をかけ、愛情を込めてこの上なき逸品へと蘇らせます。その姿勢がお客様を照らし、後押しとなることを祈って。

一燈照隅のコースについて

一燈照隅では、総料理長が自ら選び抜いた食材を用い、その日のお客様に合わせて準備した、おまかせ料理のみをご提供しています。

ご来店当日は、対面フルオープンカウンターで、お客様の体調やご様子を伺いながら、ギリギリまでメニューを調整。箸の進み具合によって、ベストな料理法や食材、お出しする量を判断していきます。お客様のお顔を見ながらそれらを判断していくために、対面カウンターのみにこだわっています。
ごまかしの利かない究極の“引き算”の料理をお召し上がり頂きながら、料理するその指先をもお楽しみ頂きたく思っております。

コースには、胃に負担をかける揚げ物は、一切含まれておりません。焼き物も、すべて炭を使用。余分な脂の雑味はとことんまでなくしていきます。

◆コース価格

<総料理長お任せ旬誂コース>

一般会員様:25,000円(税込) 有料会員割引:22,000円(税込)

<藁焼き肉で締める藁焼きコース>

一般会員様:18,000円(税込) 有料会員割引:15,000円(税込)

 <女性や体調に合わせたプチコース>

一般会員様:15,000円(税込) 有料会員割引:12,000円(税込)

※有料会員様について

ご紹介後、初ご来店より1年間は年会費無料で皆様有料会員様としてのご案内とさせて頂きます。

但し、ご来店後から1年後には、6,600円(税込)の年会費を頂戴した方のみが有料会員様、それ以外の方は無料の一般会員様でのご案内となります。また、有料会員様に限り、上記コース以外にもご予算に応じてお料理をご用意いたします。

(最低 税込11,000円~ご対応致します)

*恐れ入りますが、原料高騰の折には、やむを得ず価格変更をお願いする場合がございます。その際には、本ホームページでお知らせいたしますので、ご了承頂けましたら幸いです。

コースの内容

一品目は、「非日常」へと、自然に連れ出される究極のスープから始まります。

ご来店頂く何日も前から、幾度となく火加減を変えて準備をしていく心温まるスープは、総料理長からの皆様への感謝とエールの気持ちです。
総料理長は、まだ見ぬ皆様が、もうすでにこのカウンターに座っていらっしゃることを思い描きながら、来る日も来る日も素材と向き合っています。一品目のスープは、そんな料理長の素材と向き合う姿勢の結晶でもあります。

スープの材料は主に魚介類を使いますが、魚介そのもののうまみが五臓六腑に響き渡る至福の味は、まさに「命そのもの」。
まるで、命を頂く前の小さな儀式のように、心穏やかにお店とお客様とが息を合わせて、スタートして頂きたく思います。

一燈照隅のコースは、料理の“香り”も、おいしさのひとつとしてお楽しみ頂けます。素材それぞれの持つ個性豊かな香りも、料理と合わせてご堪能下さい。

*誠に恐縮ながら、ベストなタイミングでお召し上がり頂きたいという思いから、当店では、料理の写真撮影をご遠慮頂いております。

一燈照隅で使用している調味料や旬の食材、お飲み物などをご紹介しています。

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