こんにちは。
豊かな食材溢れる瀬戸内海に面した、広島県福山市に佇む隠れ家料亭『一燈照隅』の元嶋です。
もうすぐ「ひなまつり」が近づいて参りましたね。
本日は、その「ひなまつり」と日本料理の関係性についてスポットを当てて、お話しをしていきたいと思います。
【ひなまつり(桃の節句)のはじまりは、中国の人形を川に流すことから由来していた!?】
では、まずはじめにひなまつり(桃の節句)が、どのように始まったのか由来や起源について迫っていきたいと思います。
桃の節句は、古代中国の「上巳(じょうし)の節句」が起源とされています。
古代より季節の節目には邪気が入りやすいと考えられており、川に入って厄を払う行事が行われており、この行事が日本に伝えられ、人形(ひとがた)を川に流して身を清める「流し雛」の風習がひなまつりの起源とされています。
その後、平安時代に貴族の間で流行した「ひいな遊び」の「ひいな」と「ひとがた」が合わさり雛人形が生まれたそうです。人形は流すのではなく家の中で飾られるようになり、現代の桃の節句となったのです。
さらには古代中国で桃は、邪気を払う神聖な樹木と崇められていたそうです。
【ひなまつりに食べられる行事食とは】
前述した通り、節分と同様に季節の分かれ目を表す”桃の節句”では、厄を祓うために様々な伝統行事が現代にまで受け継がれています。
ここでは、その行事食について詳しく見ていきたいと思います。
桃の節句のお祝いで用意する行事食には、それぞれ意味が込められています。
①ちらし寿司
ちらし寿司は桃の節句だけでなく、お祝いの席で一般的に好まれる食べ物です。
桃の節句に食べるようになった由来は特にはないものの、平安時代に食べられていた「なれ寿司」に、華やかな具材を足して食べられるようになったといわれています。
ちらし寿司は華やかな見た目や縁起の良い具材が桃の節句にふさわしいことも、好まれる理由として挙げられ、具材には、次のような意味が込められています。
・エビ:長生きする
・レンコン:見通しがきく
・豆:健康でマメな人になる
・錦糸卵:財産に恵まれる
②菱餅
菱餅の緑は健康・長寿、白は清浄、ピンクは魔除けという意味が込められています。
また、3つの色彩は春の情景を表すともいわれ、下から白・緑・ピンクの順に重ねることで見えてくるのが、雪の中から新芽が芽吹き、桃の花が咲くという情景を表現していると言われています。
③はまぐりのお吸い物
はまぐりのような2枚貝は、対になっている貝殻以外とは絶対に合いません。
そのため、仲の良い夫婦や良縁を象徴するとされています。
ひなあられ
ひなあられは、ピンク・緑・黄・白の華やかな色合いは四季を表し、「一年を通して女の子の幸せを祈る」という意味が込められています。
このように日本では古来より、季節の変わり目である桃の節句に伝統行事食を頂くことで、厄を祓い、身を清めたと言い伝えられています。
【一燈照隅 momoの節句の会 開催のお知らせ】
そんな「桃の節句」に合わせ、春に旬を迎える開運食材をプティコース仕立てでお届けする、女性限定イベント「momoの節句の会」を開催する運びとなりましたので、ご案内致します。
このイベントでは、オーダーメイドのフラワーアレンジメントを手掛ける「rira…(りらの木)」さんとコラボし、「不老長寿の果物」として厄除けや魔よけの効果のある“桃の花(生花)”をオリジナルテーブルリースにしてご用意していただきます。
コースの間はお料理と共にお楽しみ頂き、お食事後はご自宅にお持ち帰りいただけるよう手土産としてご用意させて頂きます。
ぜひ皆様のご来店心よりお待ちしております。
詳細は下記の通りとなっております。
記
〇開催日時:3月2日、3日(土・日)
〇開催時間:各日12時~
〇席数:6名様
※席が埋まり次第終了とさせて頂きます。
〇お値段:16,500円(税込/お一人様)
〇特典:りらの木監修 オリジナルテーブルリースを手土産としてご用意
ご予約につきましては、下記予約フォームもしくはご連絡先までお問い合わせください。
https://ws.formzu.net/sfgen/S206021287/
一燈照隅
■住所:福山市昭和町7-10
☎084-926-0032
■営業時間:17:00~22:00